クレーンの新設や老朽化による架け替えでは、先ず生産システムの最終目的を確認しなければなりません。企業活動の最終目的はもちろん利益追求ですが、それが達成できるよう間違いのない工場設備の選定、改善を行わなければなりません。生産設備は核となる部分の機器にばかり目が集まりがちです。しかしどんなに大きな生産能力を持つ機械でも、荷役設備と深く連動して効率よくハンドリングが行われていなければ意味がありません。製品の投入システムや排出、保管作業などに関わるクレーンの性能がマッチしていなければ生産設備が持つ本来の能力を使うことはできないからです。この事実は、裏返すと「荷役機器は制約条件のひとつとして大きく生産ラインに関与する危険性がある」といえるでしょう。

鎖の強度は一番弱い環の部分で決まりますが、これと同じように、工場の生産能力も一番能力の低いところ、「ボトルネック」で決まります。工場の生産量を増やすためにも、ボトルネックの能力を上げなければなりません。ですから生産現場である工場を見直し、制約条件の認識をする必要性があります。その中で自社の工場にあったクレーンの設置台数、仕様を決定する必要があります。明和精機では以上のような観点から全体のバランスを見て、お客様に最もふさわしい荷役設備をご提案しています。

例えば製鋼原料の加工工場では、頻繁に母材の入荷積み下ろし、ヤード一時保管、破砕、切断または圧縮機械への投入、加工処理後の製品の排出、保管、積出がすべてクレーンで行われています。クレーンの使用頻度は他の産業と比べものにならないほどです。これだけ各工程で頻繁に稼働するクレーンですが、そのクレーンによる荷役作業工程が仮に制約条件(ボトルネック)となっているとしたら、その工場の生産性はどれほど低いものでしょうか。母材入荷で作業効率が悪く、納入に来た取引先を待たせたり、生産設備機械からの製品排出や、積み出しの低効率によるラインの作業停止など、すべてが悪影響を受けてしまいます。このため、決してクレーンがボトルネックにならないように荷役設備の性能を選定しなければなりません。
工場と一口に言っても、ひとつひとつ土地面積、建物面積、生産能力など様々です。明和精機では、お客様ひとつひとつの工場を診断し、全体バランスとして生産性を考え、ノウハウと経験に基づいたクレーン設置をお勧めしたしております。


標準的な製鋼原料(スクラップ)加工工場における天井クレーン
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Aケースの2倍程度の扱い量のある中規模ヤード工場
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Bケースの2倍程度の扱い量のある大規模ヤード工場
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